石川テレビ

石川テレビ 8ch

石川県内ニュース

“不記載”宮本周司参院議員が政倫審に出席 還流した資金が9年間で2146万円と判明「裏金の意識なく」

国会は新年度予算案の与野党協議が大詰めを迎えています。こうした中、自民党派閥の裏金事件をめぐる政治倫理審査会が参議院で行われ、石川県選出の宮本周司(みやもと・しゅうじ)議員が出席。この中で宮本議員は、還流した資金が2014年からの9年間で2146万円あった事を明らかにしました。

19日、参議院で行われた政治倫理審査会。出席したのは、石川県関係で最も額が大きい、1482万円の不記載があった宮本周司(みやもと・しゅうじ)参議院議員です。この問題は、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐり、販売ノルマを超えた分の収入を議員側にキックバックしていたものです。県関係で収支報告書に不記載などがあったのは、旧安倍派の小森・佐々木・岡田・宮本の4人の国会議員と、当時、衆議院議員だった馳浩知事の5人。馳知事を除いて県関係国会議員では政倫審最後の出席となった宮本議員。宮本議員は、政治資金収支報告書の不記載が2014年から2022年までの9年間で2146万円あったことを明らかにしました。そして、当時、秘書から「収支報告書に記載できない」と派閥の事務局から言われたとして、「どう対処すればいいか」という相談があったと説明しました。そのため宮本議員は、収支報告書に記載しなければ、還付金を政治活動に使用できないと認識していたとし、預かり金として保管していたと説明しました。

宮本議員:
「収支報告書に記載するまでの扱いについても特に要請があるということを考えておらず、いわゆる裏金といった報道等もあるがそういった意識も全くございませんでした。」

宮本議員は還流された2146万円は使っておらず、派閥事務局からは「政治資金として使う段階になれば相談してほしい」と伝えられていたということです。

最近のニュース