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投資謳う犯罪増え証券会社も初参加…特殊詐欺防止で警察と民間担当者の会議 犯人の連絡はLINEが9割超

警察と民間が協力して特殊詐欺を防止しようと、28日、石川県警で会議が開かれました。金融機関やコンビニに加え今回初めて、証券会社も参加です。

リポート:
「県内で相次ぐ特殊詐欺、中でも急増しているのが…SNS型投資詐欺です。そうした甘い罠を悪・即・斬!県民の安心、石川の平和を守るため県警、そして民間の精鋭たちが今ここに集います。」

石川県警本部で開かれた会議。県内で相次ぐ特殊詐欺を防止するため、警察と民間の協力体制の強化が狙いです。警察のほか金融機関やコンビニ、さらに投資詐欺の急増を踏まえ初めて証券会社の担当者も参加しました。

県内で発生した特殊詐欺とSNSを使った詐欺は去年1年間で237件、中でもSNS型投資・ロマンス詐欺の被害はおととしよりも91件増え、被害額はおよそ12億円となっています。

会議では犯行グループが被害者と連絡を取り合う方法として無料通話アプリ「ライン」が9割以上を占めていること、その半数以上で暗号資産投資・FX投資の話題を持ちかけていることが報告されました。

また、パソコンサポート詐欺などのサイバー犯罪においては、個人だけでなく企業も被害者になる可能性があるとして注意を呼びかけました。

今村証券 岑吉聡史主任:
「株式投資でいくらいくら必要だということで、けっこうな大金を当社のほうから引き出される事例がありまして、警察と協力し合って防止していけたらと。」

石川県警生活安全企画課 冬至康人次席:
「これまで会ったことのない人の投資話、お金の話をまず疑っていただく、もしかしたら自分は被害に遭っているかもしれないと客観的に見て、冷静になって警察や家族に相談していただきたい。」

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