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2次避難では友達と離れ離れに…輪島高校で地震等の被害乗り越えた96人が卒業 ラッパーへの夢語る生徒も

3月に入り石川県内の公立高校で卒業式が始まりました。2025年は全日制公立高校で6079人が旅立ちの日を迎えます。このうち3日は能登を中心に10校で卒業式が開かれ、能登半島地震や奥能登豪雨を乗り越えた生徒たちが学びやを後にしました。

被災地も旅立ちの春を迎えました。96人が卒業する輪島高校では卒業生の代表が高校生活最後の1年をこう振り返りました。

答辞 志田心湖さん:
誰にも見せない不安や恐怖、悔しさを心の中で抱えていたことと思います。それでもこの苦しみを乗り越えてこられたのは私たちを支えてくれる存在がそばにあったからです

2次避難で友達と離れ離れになったり部活動の場所が制限されたり…地震の影響を受けながらも生徒たちは自分たちにできることを模索し続けました。

答辞:
3年間で得た全てのものを今後の人生の糧とし、感謝の思いを胸に飛躍していきます

卒業式後のホームルーム教室では1人1人に卒業証書が手渡され、卒業生たちは学び舎で過ごす最後の時間を楽しんでいました。

卒業生:
苦しいこととかたくさんあったんですけど、楽しいことのほうが多かったです。友達と一緒に過ごせたのが良かったです

卒業生:
自分は輪島で土木の仕事をやっていきます。不安だらけだと思うけど諦めず頑張っていきたいです

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