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地震等で来場者数が低迷…白山一里野温泉スキー場の魅力をトップスキーヤーが動画で発信「雪質すごく良い」
白山一里野温泉スキー場の来場者数ですが2022年から2023年のシーズンではコロナ禍前よりも2万人少ない6万3000人。そして、昨シーズンは能登半島地震の影響もあり1月の来場者が例年に比べて半減したことで約5万人にとどまっています。
この現状を打破しようとトップスキーヤーがウインタースポーツの魅力を動画で発信する取り組みが県内で初めて行われました。
白山一里野温泉スキー場を訪れたのは、全日本スキー技術選手権大会で3連覇するなど日本のトップ選手でナショナルデモンストレーターの栗山未来(くりやま・みく)さん。
栗山さんは、北信越4県(石川、富山、新潟、長野)各地のスキー場の魅力やウィンタースポーツの楽しさを動画で発信するプロジェクトに参加しています。
白山一里野温泉スキー場を訪れた栗山さんはこの時期毎週スキー教室を行っている地元・白嶺(はくれい)小学校と白峰(しらみね)小学校の児童、約40人を前に、 滑りを披露しました。
児童:
「乗り物みたいにはやかったあんなふうになりたい」
栗山さん:
「雪質がすごく良くて雪がグリップする感じ滑りやすくて良かった。子供の時、自分も上手い人に魅力感じてその1人になってよかった動画での発信を通してスキー場の魅力を見ていただいて足を運んでいただくことにつながれば。」
一方、地元のスキー場は、今回の動画が来場者の増加につながってほしいと期待を寄せています。
一里野温泉スキー場 寺祥澄支配人:
「幼少期からの雪のふれあいが減っている動画で訪れるいいきっかけになれば。」
今回撮影した動画は栗山さんのYouTubeチャンネルで公開されるということです。31日はスキー教室に参加していた子どもたちが華麗な滑りを見学したということですが、白山市ではすべての小学校で5年生のときにこのスキー教室を実施しているそうです。
一方、金沢市ではコロナ禍前の2019年度は11の学校で実施していたものの学校行事の見直しで今年度は1校のみとなっていて実施しないところが増えてきています。このほか小松市には大倉岳高原スキー場がありますが雪不足で実施できないシーズンがあってかんじき体験やクロスカントリー体験に変更してウィンタースポーツに親しんでもらおうと工夫しているそうです。またスキー教室の行事自体がもともとないという自治体もありました。