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能登半島地震で被害…和倉温泉の護岸復旧工事 国が行っている港湾内に続いて県も担当区域で週明けに着手へ
能登半島地震で被害を受けた和倉温泉の護岸。去年12月、国が港湾内の工事に着手していましたが、県が担当する部分の工事が週明けに始まることになりました。
馳知事:
「港湾区域外についてもこれまでに公共帰属の手続きを終えたことから2月3日月曜日新たに護岸工事に着手いたします。」
31日の会見で馳知事は、県が実施する和倉温泉の港湾区域外の護岸工事について2月3日から始めることを明らかにしました。
国ではすでに去年12月から港湾内の工事を始めていて、それに続く形で県の工事が始まることになります。
また馳知事は地震による公費解体の見込みが6490棟増えて3万8900棟になったと発表しました。
一方で、完了の時期は今年の10月とこれまでと変更なないとした上で…
Q 目標の10月末よりも前倒しという可能性も出てくる?
馳知事:
「可能性はあります。」
また解体に伴う災害廃棄物の陸上輸送について月2.9万台に増加させるほか、県外の処理場の拡充を進めるとしています。
和倉温泉の護岸工事についておさらいします。
この工事は民間が所有している護岸について県と市に公共帰属した上で行政が行います。市が担当する港湾内の工事は国が権限代行で去年12月に開始。そして来週からは県が担当する港湾外の工事が始まります。復旧する護岸の位置は旅館からの景観に配慮して被災前と同じ位置です。工事については護岸より海側に仮設の道路を作って旅館の復旧作業と同時に進める予定で、来年度中の完了を目指すということです。