ブナの実が凶作と予想…石川県で2年連続の『クマ出没警戒準備情報発令』

04/25(金) 17:52

連休中、登山などを計画している方は要注意です。クマのエサとなるブナの実が凶作と予想されることから県はツキノワグマの「出没警戒準備情報」を発令しました。

「今年の秋はエサを求めたクマと人が遭遇してしまう危険性が高まる可能性があります。従いまして人身被害を未然に防止するため本日付でツキノワグマ出没警戒準備情報」を発令いたします。」

県は今月、ドローンを活用してクマの主なエサとなるブナの開花状況を9地点で調査。全ての調査地点で凶作傾向が見られることから県は25日、2年連続となる「ツキノワグマ出没警戒準備情報」を発令しました。去年は5月に金沢市の湯谷原町（ゆやがはらまち）で50代の男性がクマに襲われるなど3件の人身事故が発生しています。

県生活環境部自然環境課　野上達也課参事:
「音の鳴るものを身に着けたりあるいは複数人で行動するなど山に入る際には注意していただければと思います。」

県内では今年すでに去年の同じ時期と比べて5件多い12件の目撃情報が寄せられています。