能登半島地震で発生…金沢市田上新町の大規模な斜面崩落 今年度中に復旧終える方針 市長が議会で明らかに

09/02(月) 16:18

金沢市は能登半島地震で発生した田上新町の大規模な斜面の崩落について、今年度中に復旧工事を完了する方針です。

これは2日開会した金沢市議会で村山市長が明らかにしたものです。

金沢市　村山市長：
「崩落した斜面を市が取得し法面工事とあわせて、道路復旧にとりかかります」

金沢市田上新町では斜面の崩落により4棟の住宅が全壊しました。地権者との協議が整い用地買収の目途が立ったことから今年度中に斜面を復旧し斜面の上に道路を設置する方針です。この場所には今後、住宅は建てず元いた住民は転居することになります。

一方、市内で進む公費解体については約150棟の申請のうち　先月末までに32棟で工事を完了しました。この他、約100棟については　既に解体業者に発注済みで、今年度中に工事を全て終える目標です。

また村山市長はパリオリンピックで活躍した金沢市出身の北川ひかる選手、五島莉乃選手、大能寛飛選手を金沢市スポーツ大使に委嘱することを発表しました。

村山市長：
「これから金沢市のスポーツ文化を広めていく中で若い選手の力をおかりしたいと思っています。サッカー陸上ブレイキンとかなり幅広い分野でのスポーツ大使の任命になったと思います。それぞれの立場を活かしながら金沢市民を勇気づけるような活動をしていただきたい」

これで金沢市スポーツ大使は松本薫さんを含め4人となります。