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直後から災害支援…自衛隊が8月末で能登半島地震被災地での活動終了 珠洲市で多くの市民が感謝伝え見送る

能登半島地震の発生直後から災害支援を行ってきた自衛隊。先月末で被災地での活動を終了し、最後の拠点となった珠洲市では自衛隊に感謝を伝える催しが行われました。

泉谷満寿裕珠洲市長:
「珠洲市民を代表し、心から感謝を申し上げます。本当に皆さん、ありがとうございました」

珠洲市の泉谷市長が感謝を伝えたのは自衛隊の隊員たち。

自衛隊は元日の地震発生から人命救助や行方不明者の捜索、給水活動や入浴支援など様々な活動を続けてきました。これまで被災地に派遣した隊員の数は延べ114万人。活動期間は240日あまりと東日本大震災の174日を超えて過去最長となりました。

県は入浴施設の再開や水道の復旧が進んできたとして自衛隊に撤収を要請。31日の入浴支援が被災地での最後の活動となりました。

2日は最後の拠点となった珠洲市で記念の催しが行われ、隊員約90人が参加しました。

第14普通科連隊 野田哲徳隊長:
「多くの地域の方々に激励・慰労の暖かい言葉をたくさんいただきました。隊員が活動する上で大きな力になり最後まで士気高く活動できたと思います。今回の活動で得た教訓と皆様からいただいたお言葉を糧に日々の職務・脅威訓練に邁進していきたいと思っています」

会場には多くの市民や市の職員が集まり、感謝を伝える手書きのメッセージも隊員たちに渡されました。

市民:
「自衛隊の方が帰られるということで、せめてお見送りだけでもさせてもらおうと思って来ました」
「朝早くから炊き出ししてもらって本当にすごいなと思って。ありがたかったですよ、言いようがないくらい」

このあと隊員たちは市民に見送られそれぞれの分屯地へと戻りました。

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