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台風の影響で石川県民が首を長くして待っている”底引きの魚”が2度も延期に

毎年9月1日に解禁される底引き網漁。今年は台風10号の影響で時化が続いていてまだ漁に出られていません。金沢市民の台所、近江町市場では初物を待ち望む声が聞かれました。

金沢市の近江町市場。3日も多くの人でにぎわっていました。

観光客:
「うわさには聞いてたけどこんなににぎやかないろんな種類の魚があるなんて驚きです」

カレイやタイなど、新鮮な魚も並びます。

しかし地元客は…

客:
「困ったね、飢え死にするんでないけ。心待ちにしとる、ずっとお魚夏場我慢しとったから」

というのも…

リポート:
「底引き網漁が解禁されて2日となりますが、並んでいる甘エビは山形産です」

1日、底引き網漁が解禁されたものの台風10号の影響で漁に出られない日が続き、県産の初物に関してはお預け状態となっています。

大口水産 荒木専務:
「これは鳥取のハタハタ、ちょっと大ぶりなやつ。大ぶりなのもいいんだけど金沢の人はどちらかというと小ぶりが好きですね。骨ごとパクパクと食べれる煮ても骨ごと食べれるサイズ」

このため、鮮魚店には兵庫県や鳥取県で水揚げされた魚介類が並んでいました。

地元客:
「解禁したらやっぱりカレイとか。」
Q どのようにして食べたいですか
地元客:
「炊いて食べます。やっぱり地物ですね」

大口水産 荒木専務:
「いろんなもの来るけどね、甘エビも鮮度が全然違ってくるので良い鮮度のものを見ているとうきうきするので。売るのに元気が出てくると自然と市場全体が活気づくので大事なイベントですよね。明日は出れると思うのであさってから売り出すと思うので期待していてもらえれば」

県内では、4日、出漁し、5日未明には金沢中央卸売市場で初セリが行われる予定です。

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