“文理融合型”として拡充方針…金沢美大跡地に金沢大学の新キャンパス 土地所有者の市と大学が基本合意

11/28(木) 17:19

2023年10月に新キャンパスへと移転した金沢美術工芸大学。その跡地を金沢大学が取得して新しいキャンパスを作ることになり、28日市との基本合意が交わされました。

金沢市役所で行われた村山市長と金沢大学の和田隆志学長による合意書の締結式。市の土地である金沢美術工芸大学の旧キャンパス跡地およそ5万4500平方メートルを金沢大学が取得する方向で基本合意が交わされました。2023年10月に金沢市小立野2丁目にある新キャンパスに移転した金沢美術工芸大学。その旧キャンパスの周りには金沢大学附属病院をはじめ医学部や保健学類などが集まる金沢大学の宝町・鶴間キャンパスがあります。金沢大学ではこの跡地を取得して、文理融合型のキャンパスとして拡充する方針で、看護師や研修医、留学生などの居住施設や一般の市民も利用できる健康に配慮した食事を提供する施設などが設けられる予定です。

金沢大学・和田隆志学長：
一体化して、健康・福祉が基本的な軸となって地域にも開かれ、世界にも発信していくそういうキャンパスへとつながっていけばと思っている

市では2025年1月に旧キャンパスの解体工事に着手。2026年度末までに完了し、その後、売買契約に移る予定です。