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国際線エリアの課題も…小松空港の中期ビジョン骨子案まとまる 老朽化が進むターミナルビルの機能強化など
小松空港が発展していくための中期ビジョンを考える検討委員会が開かれ、老朽化が進むターミナルビルの機能強化などを盛り込んだ骨子案が示されました。
小松空港の中期ビジョンを検討するため開かれた会議には、小松市の宮橋市長や県の担当者などが参加しました。
会議はこれが6回目でこれまでの議論をもとに策定された中期ビジョンの骨子案が示されました。
骨子案には新幹線を活用した広域利用を促進することや老朽化が進んでいるターミナルビルを改築し、機能強化をはかることなどが盛り込まれています。
会議は2月にも開かれ、そこで中期ビジョンをとりまとめるということです。
骨子案の中に盛り込まれたターミナルビルの改築…というのも小松空港のターミナルビルは供用開始から40年以上経っていて老朽化が進んでいることが課題となっているんです。
機能面ではチェックインロビー前の奥行きが狭いことや国際線エリアが手狭な状況にあることなどが指摘されています。
また、利用者を対象に行ったアンケートでは気軽に入れるカフェやフードコートなど飲食店舗を期待する声が最も多かったようです。
また、小松空港の周辺では北國フィナンシャルホールディングスが収容人数約1万人のアリーナを建設する予定で2028年度中の完成を目指しています。
隣接するターミナルビルとの連携は重要で行き来がスムーズになるよう配置を工夫する必要がある、といった意見も出されているということです。
ターミナルビルの基本構想について県は、来年度中に具体的な内容を取りまとめるということです。