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航空石川“能登の思い”背負い甲子園に臨むも東海大札幌に競り負け…思いは夏へ

春のセンバツ高校野球。北信越地区からは2年連続で日本航空石川が出場しました。23日の北海道の東海大札幌(とうかいだいさっぽろ)との激闘となった試合を振り返ります。

リポート:
「初戦突破へ。能登の思いを背負った航空石川の戦いが今から始まります」

球場には東京に避難している生徒や保護者など約2500人が駆けつけ、野球部を後押しします。

試合は1回表。

東海大札幌打線が航空石川先発の蜂谷(はちや)に襲いかかります。

3連打を浴び、相手に先制を許します。

しかし航空石川も2回裏、1アウト満塁のチャンスを作ると打席には9番大橋(おおはし)。

大橋英門選手:
「先制されたあとだったので絶対自分がランナーを返して自分たちの試合展開に運べたらと思って決めました。」

見事にスクイズを決めると相手のエラーも絡み逆転に成功します。

これには大橋選手の父、一功(かずのり)さんも…。

大橋一功さん:
「ハラハラする展開で決めてくれたのでホッとしています。」

自慢の息子で甲子園に連れて行ってくれたのであとはたのしんでくれたらと思います。」

その後、試合は打撃戦に。

3対5で迎えた4回裏に航空石川はノーアウト3塁、2塁のチャンスを作ります。

惜しくもランニングホームランとはならなかったものの試合を振り出しに戻します。

さらに8回に1点を加え勝ち越した航空石川。しかし試合はこのままで終わりませんでした。

ツーアウトから連打を浴び土壇場で相手に逆転を許してしまいます。

その裏、航空石川もランナーを出しますが…。最後はダブルプレーでゲームセット。あと一歩及ばず、2年連続の1回戦負けとなりました。

中村隆監督:
「立て直して夏に向けてやれることをしっかりやっていきたいと思います。」

先発を任されたものの5回途中を5失点で終わった蜂谷投手は…。

蜂谷逞生投手:
「悔しいしかないですね。自分の持ち味の真っすぐを打たれて変化球もボール球になって最悪でした。絶対成長して帰ってくるので見てもらえたらと思います。」

今後は拠点を再び東京に戻し練習に励む航空石川ナイン。夏のリベンジに期待です。

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