復興のシンボルとなるか…石川県の県木『能登ヒバ』使ったグランドピアノを河合楽器が製作 県庁でお披露目

03/25(火) 18:00

能登復興の新たなシンボルになるかもしれません。能登の木材、能登ヒバを使ったピアノが完成し、25日、県庁でお披露目されました。

25日、県庁で開かれた演奏会。美しい音色を奏でるピアノに使われているのは県木・能登ヒバです。このピアノは、金沢市で木材店を営む「フルタニランバー」が木材を提供し河合楽器製作所が制作した世界に1つだけのピアノです。このピアノは1年ほどかけて作られピアノの響板や譜面台、屋根の内側に能登ヒバを使用。

また、ピアノの色は能登の森をイメージしたフォレストグリーンとなっています。

このピアノを能登半島地震からの復興のシンボルにしてほしいと制作にかかわった2社から25日、県庁に贈呈されました。

県庁の19階展望ロビーでは早速このピアノの演奏会が開かれ、いしかわジュニアオペラアカデミーに所属する子どもたちの歌声とピアノの音色が響き渡りました。

フルタニランバー　古谷隆明社長:
「想像以上ですね。素敵なピアノに仕上がりましたね。能登の森とか能登ヒバを切る皆さまに思いを馳せて応援の気持ちでぜひ弾いてほしいと思います。」

ピアノは25日から県庁19階に設置されイベントがない日には誰でも演奏ができるということです。