「震災で疲れた方を癒やしたい」能登町出身の抒情書家・室谷文音さんと表具師・明野さやかさんの２人展

09/12(木) 11:17

日々の暮らしから縁遠くなりつつある「書」と「表具」に親しんでもらおうと、書家と表具師の2人がコラボレーションした作品展が金沢市で開かれています。

金沢市のしいのき迎賓館で開かれている「墨の香りと表具の技のある暮らし」

能登町在住の抒情書家・室谷文音（むろやあやね）さんと富山県射水市の表具店5代目明野（あけの）さやかさんが制作した作品、約55点が展示されています。

見どころは、2人のコラボレーション作品。室谷さんの書を明野さんが色の異なる絹織物の生地に表装し、360度、どの角度からも楽しめるよう工夫された掛け軸です。またリビングに飾っても馴染むように色やデザインなどが工夫された作品も注目です。

室谷文音さん：
「震災で疲れた方にはここに来てちょっと癒されて頂きたいと思いますし、前向きになっていらっしゃる方には日常の彩りの一部になれば嬉しいなと思います」

作品展は入場無料で、今月16日まで開かれています。