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奥能登豪雨で甚大な被害…輪島市町野町で“地区唯一のスーパー”再開 経営者が明かした復興への一大計画

奥能登豪雨で甚大な被害を受けた 輪島市町野町で、地区で唯一のスーパーが営業を再開しました。スーパーの経営者は 復興に向けた大きな計画を描いています。


輪島市町野町(まちのまち)にある地区唯一のスーパー「もとやスーパー」。元日の地震と先月の豪雨で大きな被害を受け、営業を休止していましたが今月9日から営業を再開しました。

取り扱うのは一部の生活用品だけです。

住民:
「洗剤助かります。あんなのあれば。トイレットペーパーも」
「柔軟剤もあればなお良い」

しかし、いまだ 電気と水道は復旧しておらず冷蔵庫なども壊れたまま。それでも 営業再開に踏み切りました。

もとやスーパー 本谷一知代表:
「商売は口と口でする。それが活気になる」

お客さんは店員や商売人にはなんでもいえる。言ってもらうのが私たちの仕事。はけ口になるのが私たちの仕事」本谷(もとや)さんは、さらに先を見越した計画を思い描いていました。

本谷さん:
「一応これが完成図です。住民が減ると分かっているのでスーパーの品揃えでコンビニくらいの面積で、こっちが宿泊スペース」

壊れた店舗部分を改修し、スーパーと宿泊設備を合わせたネットカフェ風の複合施設として生まれ変わる計画です。

本谷さん:
「この柱からこっちをスーパーのスペースにして、こっちが鮮魚。で、こっちが宿泊スペース。鮮魚と精肉店があった場所をVIPルームにしようかな。」

住民が減っていくことを見こし、スーパーのエリアを縮小。シャワー設備やWi-Fi環境を備えた宿泊スペースを作り帰省客や観光客の需要を取り込む考えです。

本谷さん:
「これまでいろんな人が助けてくれた。私が構想を書くことでみんなわくわくしてくれる。だからみんなで作っていきたい」

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